microphone これは数理情報学科の学生さんからのメッセージをそのまま掲載する学生の声のページです.

2006-12-02の 数学(検定|教職)Week!で, 教員となる福地里香さん(数理情報学科2006年度卒業生)が在学生向けに語った教員志望者へのメッセージです.

はじめに

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私は、神奈川県教員採用選考試験において、中学・数学の教諭として合格し、来年度より、県下の中学校に配属予定です。 今回、皆さんの前で話させて頂く機会ができたので、私が在学中に履修した授業や、どのように勉強していったのか、対策法なども含めて私の体験を紹介したいと思います。

1回生

まず、一回生の時は、教職の随意科目はほとんどなく、必修科目・一般教養の科目がそのまま教職で必要になったりするので、落として次の学年に持ち越さないようにしました。

2回生

次に2回生のメインは、中学校教諭免許取得者のみ、介護体験に行きます。ただ、私の場合は、2回生後期から、半年間カナダに留学に行っていたので、通年のこの科目を履修することができず、三回生の夏休みに介護体験に行きました。しかし、三回の夏休みには、"総合的な学習の時間"に対応すべき、「教職総合演習」という科目とインターンシップがあります。個人的には、インターンシップは必修ではありませんが、こういったインターンシップに参加することは、大変良い機会だと思うので、ぜひ参加して欲しいと思います。このように、介護実習を三回まで伸ばしてしまうと、「教職総合演習」やインターンシップなど夏休み中も学校の授業に追われるので、2回生のうちに終わらせておくことをお勧めします。介護実習は、盲ろう養護学校に2日間、福祉施設に5日間行きます。私は、八幡養護学校に二日間行き、肢体不自由な子どもたちの授業や、生活支援をするなど、生徒とたくさん触れ合うことができました。また、同様に、福祉施設では、草津にある「にぎやか塾」という知的障害ももった人たちの施設に行き、ネジやお茶のパック詰めなどの仕事を一緒に手伝わせて頂きました。どちらも、短い期間でしたが、とても充実した時間を送ることができました。

3回生

次に、三回生では、先ほど少し出てきた「教職総合演習」の授業がメインになってきます。4〜6人の班に別れて、環境に関することや、食べ物・文化・地域に関することなどを自分達で調べて発表する、という科目があります。この授業は、夏休みの集中講義期間中にありますが、実際は、前期からテーマを見つけ、調べ、発表の準備をするなど、大変時間を費やさなければなりません。私たちは、この「教職総合演習」では、日経新聞で栗東市が"日本で住みやすい都市NO.1"になったという記事を見つけ、なぜ、栗東が住みやすいのか、というテーマを決め、栗東市役所に行って話を聞いたり、栗東市に新幹線新駅ができることをどう思うか、というアンケートを龍大の教職科目履修者に授業中に配布し、協力してもらいデータを取り、その結果を発表する、ということをしたりしました。小学校の自由研究のようなもので大変楽しかったです。

4回生

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そして、最後に四回生のメインは教育実習です。中学校もしくは中高の免許取得希望者は、中学校に3週間、高校のみの人は、2週間それぞれ母校に実習に行きます。ただし、京都市と名古屋市は、実習者が多いため、母校ではなく、指定校に実習に行きます。また、教育実習の内諾は、前年度にお願い行くので、前年度から教職の掲示板を見るなど、注意が必要です。 教育実習の3週間は本当にあっという間で、最初の一週間は担当の先生が授業をするのを後ろから見てるだけで良いのですが、2週間目から授業を任され、ひとつひとつの授業について指導案を書かなければならず、この指導案を書く作業がとても大変でした。最後の三週間目は、研究授業の指導案作成に追われ、この指導案は大学に提出するだけでなく、母校の校長・教頭・各先生方にも配り、授業を見てもらうので、何回も担当の先生に書き直しをさせられ、とても大変でした。しかし、終わってみると、とても楽しく、あっという間の3週間でした。

教員採用試験

最後に、教採に関してですが、私が、本格的に教採の勉強を始めたのが教育実習が終わってからで、非常に遅かったと思います。少し、三回春休みにみんなが就活している中、REC主催の東京アカデミーの講座を5日間受けるなど勉強を進めていましたが、2月の学力認定試験に合格していたので、大学院進学も考え始め、それほど教採の勉強はしていませんでした。 しかし、ここでみなさんにお勧めしたいのは、私が受けた東京アカデミーの講座です。RECで5日間程度の授業なので気軽に受けることができ、教職教養の勉強をし、かつ、教採の現状や傾向・対策方法を教えて頂けるので、大変役に立ちお勧めです。専門は、問題ないと思いますが、教職教養・一般教養は、なかなか自分で勉強の進め方などわからないと思うので、こうした講座に参加するのも一つの手だと思います。 いずれにせよ早め早めの対策をお勧めします。

私が受けた神奈川県は競争率4.4倍程度で決して狭き門ではありません。特に、私たちが取得できる数学の免許は、他の教科に比べてかなり有利です。在学中は、数学の専門的な知識を備えるとともに、一般教養・教職教養の勉強を頑張ってしてみてください。

同じ筆者が半年後に書いた続編教職体験談 - 1学期を振り返ってもあります. 続けてお読みください.

Last Modified: Wednesday, 02-Jun-2010 20:04:42 JST