microphone これは数理情報学科の学生さんからのメッセージをそのまま掲載する学生の声のページです.

2006年度の3年生の土岐亮太さんが, 3年次の少人数セミナー科目である数理情報演習を振り返って,後輩のみなさんへのメッセージを寄せてくれました.

数理情報演習について

数理情報演習は、教員が、それぞれ異なったテーマを提示して、その中から自分が、やりたいことを選ぶ形になります。数理情報演習の大きな特徴は、3回生までに自分がやりたいこと、もしくは、それに近いことに取り組めます。3回生の後期の講義であるため、4回生での卒業研究に近いものを体験できます。

また7人くらいの少人数の講義なので、質問もしやすいし、自分のやりたいペースで進められるものでした。

このテーマを選んだ訳

cell phones

私は3回生までに数学よりも、情報のほうに興味を持ちました。そして、説明会の時に、情報分野の中で、提示されていたテーマのひとつ「Javaでiアプリ/Vアプリ/EZアプリを作ろう」に興味を持ちました。ここにした理由は、興味を持ったのが情報分野の中でも、プログラムを組むことでした。Javaでアプリを作るということで、プログラムを組むことができると思いました。もうひとつの理由として、講義などでするプログラミングは計算させて、その結果を出力したり、昇順降順に並び変えたりというものがほとんどでした。しかしこういったことが実際にはどのように、アプリに利用されているのかは、いまいち判りませんでした。それを少しでも知りたいと思い、ここにしようと決めました。

 

数理情報演習でやったこと

keyboards

では実際にどういったことを行ったのか?最初にしたのは、Javaの勉強でした。そもそも講義ではJavaよりも、C言語で書く機会が多かったので、まずJavaの基本的な事柄について勉強しました。あまりJavaについては一からしっかりと学んだことがなかったので、基本をしっかりと勉強することができました。その後、アプリに必要な機能についての勉強を行いました。アプリといっても、様々なものが存在します。その中でも必要となるのは、携帯電話の時計とリンクしたタイマー機能・音楽の扱い方・時間の変化によるアニメーションの作り方、アニメーションを実行したときの画面のちらつき、乱れをなくすためのダブルバッファリングについてです。ここで勉強していく内容である、こういった基本的な勉強は13回ある講義の内の3分の2くらいを占めていました。授業の大部分をしめているのが、ただの勉強と思うかも知れませんが、ここまでのことができないと、その後に待っている自分がやりたいことを選ぶときに選択肢が狭まってしまうので、大事な部分だと思います。

自分で選んだテーマ

では、実際に自分が作りたいアプリを選ぶとき、自分が選んだのは、ブロック崩しでした。このアプリにしようと決めたのは、単純に簡単にできるかなぁと思ったこととアプリを決めようとしていたときに、ちょうどブロック崩しのゲームをパソコンで見つけて遊んでいたのでこれにしようと思いました。簡単にできるかなぁというものに決めたのも、ただ楽がしたかったという訳ではなく、難しいのを選んで、ほとんどできませんでしたというよりは、簡単なものでしたが、完成できましたという方が良いと思ったからです。最初は簡単だと思ったブロック崩しでしたが、やっていくうちに、かなり苦戦しました。もっとも難しかったのは、ブロックとボールの反射の計算についてでした。壁とボール、自分が操作するバーとの反射については、比較的に簡単に進んだのですが、ブロックにぶつかり、もとの方向に戻ったり、反射せずに壁を貫通したりとなかなか思うように進んでくれませんでした。しかし、難しいからこそ、やる気がでるものです。自分で決めたことだからこそ、完成させようと思う気持ちも高くなりました。最終的にブロックとボールの反射の問題については、解決しました。しかし、そこの問題解決に時間がかかりすぎたため、完璧なアプリを作成することはできませんでした。ブロック崩しのゲーム画面を作ることには成功しましたがスタート画面やゲームオーバーをつくることはできませんでした。ゲーム画面の一例を乗せておきます.

block1 block2

総評

今回の反省点は、時間をもっと取ってやるべきでした。最後は、技術的に無理だったわけでも、これ以上の改善点が見つからなかったわけでもなく、ただ時間がなかっただけでした。つけたい機能、複雑な面など考えていたことは、たくさんありましたが、もっと取り組む時間を増やせれば、よりよいアプリを作れたと思います。数理情報演習で学んだことは、自分でやらなければ、まったく身にならないことです。今までは課題が与えられたり、テストがあったりですが、数理情報演習では、最後に自分がやったことを発表するという形です。そのため、自分で積極的に進めていかなければ、何も進展しませんし、何も残らないまま、終わってしまいます。自分で完成までのペースを考えていかなければ、成功することはできません。自分でテーマを考えたり、進めるペースを考えることは、今まではしたことがないことだったのでよい機会だったと思います。最初にもいった通り、数理情報演習は自分がしたいことができる講義です。もちろん全員が思ったことができるわけではありませんが、私はやりたいことができ、とても楽しい講義でした。

Last Modified: Wednesday, 02-Jun-2010 20:04:42 JST