microphone これは数理情報学科の学生さんからのメッセージをそのまま掲載する学生の声のページです.

京都府教育委員会の、 大学推薦特別選考を利用して教員採用試験に合格(中学校数学)した渥美善之さん(数理情報学専攻2007年度修了予定)が在学生向けに語った教員志望者へのメッセージです。

はじめに

私は、本年度の京都府教員採用試験において、中学校数学で合格しました。 これからお話することは、私が教員採用試験に合格したことで、みんなに経験してほしいこと、 考えてほしいこと、本当に教員になりたいって思うみんなが、今の自分を見つめてほしいということです。

合格できたことで、よかったって思えた私の大学生活を紹介したいと思います。

1回生

1回生のうちはとにかく私は、授業を受けることで一生懸命でした。 教職に必要な授業が多くない一回生のうちに必要な単位は、取っておくことをお勧めします。 個人的に成績を気にしていたので。

あと、いろいろなことにチャレンジを忘れないでほしいです。 経験は、面接の時に自分をアピールするポイントです。私は、ラクロスをしていました。 ラクロスと教師への想いで採用試験は乗り切りました。

2回生

2回生になれば教職の授業が増えていきます。土曜日に授業が増えるのが特徴。 今、1回生の学生は覚悟が必要です。土曜日の1講時目なので遅刻が多い。 しかも教職を目指す授業なのでやはり遅刻に厳しいです。朝に強くなって起きましょう。(笑)

2回生は中学校の免許を取得しようとしていると楽しいことが多いです。 それは「介護等体験」があるからです。この「介護等体験」の実習は、 5日間の福祉施設での経験、2日間の養護学校での経験を積むことができます。 自分の知らない世界に飛び込むことの楽しさ、人と接することの大切さ、 なかなか経験できないようなことを経験できることは本当に楽しいです。 新たな自分が見えてきます。

3回生

3回生の教職は「数学科教育法」、「教職総合演習」です。ともに通年なのがまた楽しいと思います。 あと中学校の免許取得予定者は「道徳教育指導法」です。

「数学科教育法」は、採用試験の勉強と指導方法です。 この授業は4回生の時の教育実習の準備だと思ってください。 あと先輩達から採用試験の体験談も聞けて本当にためになります。 まさに一年後の自分が何をしたらいいかを教えてくれます。

「教職総合演習」は全学部で、簡単にいえば自由研究の発表会。 5〜8人ぐらいの班になって自分たちの興味のあることをアンケートとったり、 調べたりして苦労することも多いですが、小学校、中学校に戻ったみたいで楽しいです。 私は、おもちゃについてやりました。この発表は緊張しまくりです。 人前で話すことの難しさ、伝えることの厳しさを思い知りました。

4回生

4回生は勝負のとき。教員採用試験が目の前です。しかし、待ちに待った教育実習があります。

本当に楽しいです。最高の時間を過ごせるはずです。大変なんて思わない。 忙しいなんて思うほうがもったいない。終わった時、本当に教師になりたいって思います。 3週間の実習の中でどれだけ自分が教師になりたいのかを実感します。

授業をうまくやろうなんて思わなくていいと思います。まずは生徒の心を掴むこと。 生徒と触れ合う3週間は、採用試験の時に必ず合格に近づきます。 教育実習で強くなった教師への熱い情熱が、採用試験を合格に導くことでしょう。 実習は、授業準備はもちろん大変だけど、生徒と話したい、 仲良くなりたいって教師にとって何よりも大切なことだと思います。 そうすることで授業がうまくいくようになります。 生徒理解があってこそ自分の求める授業ができるようになると思います。

院1回生

私は、大学院に進学しました。教員になる夢を持って進学しました。 この選択がよかった悪かったかなんてわかりませんが、今となってはいいと思います。 大学院を卒業すれば専修免許を取得できます。 大学院では研究をしながら、ラクロスしながら、教員採用試験の勉強をしていました。 専門の数学を毎日するようにしていました。

院2回生

院2回生では、基本的に教員採用試験の勉強です。教職教養、一般教養、専門科目をします。 ここで私が大切にしたことは、すべてを捨ててまで教員採用試験だけを頑張らない、ということです。 今まで頑張ったラクロスをやりながら勉強しました。勉強したいけどほかのことやりたいなら、 やらずに後悔ではなく、やって後悔してやろうって思って思いっきりやりました。 あと、時間の使い方です。効率よく勉強して、効率よく時間を使う。毎日のノルマを決めるなど。 詳しくは次の「教員採用試験」で・・・

教員採用試験

教員採用試験については、まず心構えから。 教師になりたいって思いを強く持っている人が合格します。 それは、教員採用試験の勉強をやる原動力になり、面接のときに自分を出せる、 そしてチャンスをつかむことができるのです。生半可な気持ちで合格できるほど甘くないです。 私は、京都府の推薦をもらって一次が免除になりました。でも受かりやすいわけではなく、 落ちる人もいます。2次しかないというチャンスをつかむことができたのは本当に誇りです。

教師になりたい自分。教師になってから教師なるのではなく、 教師になりたいって思ったときから自分は教師であると私は思います。 教師になってから教師になろうとしても遅いです。 教師になるために生きているなら、教師のつもりで自分を高めろ! 今の自分が教師になった時の生徒の姿です。

  • 自分は、どんな風に自分の目に映っていますか?
  • 今の自分が教壇に立った時、生徒に、児童にあなたはどんなことを言いますか?
  • どんな教師になりたいですか?
  • 勉強とは何ですか?

教師について考えてみてください。

では、具体的にしていたことをお話ししましょう。 私は、京都府の教員採用試験を受験しましたが、 上記であった通り大学推薦で一次試験が免除になりました。 大学推薦の制度については今年度からできた制度で、中学と高校の数学、理科があります。 合わせて本大学からは4人ぐらいの推薦枠があります。

まず、学内推薦を決めるために5月に専門の試験と面接、模擬授業をします。 提出物として論作文があります。その日のうちに学内推薦の合格者が本人に口頭で伝えられます。 その後、願書記入と論作文の手直しをします。 願書提出したら京都府教育委員会が選考し、7月上旬までに通知が来ます。 そしてその通知の結果で一次試験免除かどうかわかります。 二次は一般受験者と同じで、面接と模擬授業です。

次に使っていた教材です。「教員養成セミナー」「東京アカデミー 中学・高校 数学」 「ポケットランナー」「過去問」がメインです。 あとは、東京アカデミーが毎年龍谷でやる講座です。 絶対しないといけないことは過去問研究。 これは県別で特徴があるので早いうちにやることをお勧めします。 小論文、集団面接、個人面接、質問の内容、小論文の内容などの情報はできるだけ集めましょう。 自分の受けたい県は要チェックです。

「教員養成セミナー」は今の学校のことがわかります。あと採用試験ついてのアドバイスや問題などあり役に立ちます。ちなみに丸善に売ってます。 専門は、自分の好きな教材を使ってくれたらいいと思います。 私はまず基礎からやろうと思い高校の問題集からしました。 「ポケットランナー」は教職教養の勉強に使いました。やり始めはいいと思います。

京都府の2次については、友達と模擬授業、面接、集団討論をしました。 あと個人的には、自分の考えを言葉にする練習は必要だと思います。 なかなか考えて発言は慣れていないと難しいです。 私は、愛知県も受験しましたが2次試験で落ちてしまいました。 そのとき、少ない面接の時間で自分を知ってもらうには、 言いたいことをしっかりと言える力が必要であると感じました。

私は、ラクロスのコーチをしていたので指導者として後輩に伝えたいことを わかりやすく伝えるように心懸けていました。友人ではなく、相手は面接官。 緊張します。緊張した中で言葉を言うことになれていないと自分を出すことはできません。

さぁ、もうこの瞬間から教員採用試験は始まっています。 教師になることは容易なことではありません。狭き門です。 この門を開けることができるチャンスは今、みんなの目の前に転がっています。 その1つひとつのチャンスが、教師になるって目標に確実に近づきます。 今を最高に楽しんで、今の自分の最高の時間を過ごすことができているなら きっとチャンスをつかむことができます。がんばってください。

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Last Modified: Wednesday, 02-Jun-2010 20:04:42 JST