microphone これは数理情報学科の学生さんからのメッセージをそのまま掲載する学生の声のページです.

2007年度にACM国際大学対抗プログラミングコンテストのアジア地区予選に進出した数理情報学科チームMIT2のメンバーの一人, 立木郁美さんが在学生向けに語ったメッセージです.

参加にいたるまで

私がACM-ICPC(ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト)を初めて知ったのは、2回生の時です。当時から、プログラミングの授業が好きで、補講中に樋口先生が紹介された際に興味を持ち、反省会をのぞきに行ってみました。それから、特に何もなく半年が過ぎ、3回生の春、掲示板で参加メンバー募集の告知を見つけました。再び説明を聞きに行き、毎週1回集まって、過去問を解く練習をすることになりました。

国内予選

国内予選に参加中のチーム「MIT2」
国内予選に参加中のチーム「MIT2」

7月6日(金)。国内予選がありました。実はその時間帯、私は授業があったのですが、許可をもらって休ませてもらいました。そのため、テスト前にえらく苦労しましたが、まぁ仕方ありません。自分の行動には、責任を持とうということですね……。

さて、ICPCは、用意された何題かの問題を3人で分担もしくは協力して解く、というものです。国内予選は、インターネット上で行われ(大学のコンピュータで参加しました)、3時間で6題でした。コンピュータは3人で1台を使います。電子機器の使用、インターネットの閲覧、チームメンバー以外との相談は禁止ですが、参考書、辞書、印刷物は何を見てもオッケーです。

3問正解の瞬間
3問正解の瞬間

私以外のチームメンバーは、2人とも先輩だったので、足を引っ張らないかが心配でしたが、幸い私が担当させてもらった問題は易しい問題で、解くことができました。先輩方も1問ずつ解かれ、私たちのチームは計3題解きました。

そして、結果は……65位。さてさて、アジア地区予選の選抜は、2段階の手順を踏んで、上位に入ったチームから順に40チームが選ばれます。(順位表)

選抜ルール
手順1
  • 選抜されたチームが10に満たない場合:そのチームと同じ大学の所属のチームの選抜された数が4に満たない場合、そのチームを選抜する。
  • 選抜されたチームが20に満たない場合:そのチームと同じ大学の所属のチームの選抜された数が3に満たない場合、そのチームを選抜する。
  • 選抜されたチームが30に満たない場合:そのチームと同じ大学の所属のチームの選抜された数が2に満たない場合、そのチームを選抜する。
  • 選抜されたチームが39に満たない場合:そのチームと同じ大学の所属のチームが選抜されていない場合、そのチームを選抜する。
手順2
  • 手順1で選抜されたチームがない大学に所属しており、メンバーのうち2人以上が女性であるチームを選抜する。

で、発表された順位をもとに(順位はリアルタイムで発表されるけれど、結果発表は後日なのです)、さっそく手順1を適用してみます。……64位のチームが39番目に選抜されました。私たちのチームは40番目……つまり、選抜外です。先輩方2人は男性なので、当然、我がチームに手順2が適用されることもありません。

がっくりとしながら、その日は解散になりました。

通過して

それから、特に集まることもなく、2か月ほど月日は流れます。

9月3日(月)。夏休み、学外実習最終週のことです。実習を終え、携帯を見ると、知らない番号から電話が……と思いきや、樋口先生からでした。なんと、ワイルドカード(全チームの中から1チームが選出される)で国内予選通過した、という連絡でした。

9月18日(火)。私は成績配布があったのですが、その後、今後について話し合うため、久々に集まり、後期に集う曜日を決めました。

会場の代々木のオリンピック記念青少年総合センター
会場の代々木のオリンピック記念青少年総合センター

アジア地区予選は、国内予選と違い、問題文が英語で出題されるため、後期は問題を解く練習よりも、問題を読む練習をしました。また、アジア地区予選で行うチーム紹介のプレゼン用資料(英語で)を作ったり、チーム紹介文(英語で)を作ったり、を分担して行いました。

アジア地区予選

そして、迎えた11月2日(金)、アジア地区予選初日。幸か不幸か、大学は深草の龍谷祭のため、全学休講。前日に集合時間の変更が英語のメールで送られてきたり、道に迷って先輩方を待たせたり、そのせいでお昼ご飯に買った駅弁を夕食前に食べることになったり、大会での使用言語がすべて英語なのに不安を感じたり、中国人の方々とお風呂の順番について相談しようとするも日本人側の英語が通じなくて他の大学の方々と一緒に困ったり、チーム紹介のスピーチと資料をめくるタイミングが一致してなかったり、学割証を発行してもらってくるのを忘れたことに気づいたり、他の大学の方に飲み会に誘っていただいたり、で1日目は終了しました。

コンテスト途中の様子.
コンテスト途中の様子. 1問解けるごとに風船がもらえる. コンテスト会場外公共エリアからの撮影.

11月3日(土)。いよいよアジア地区予選本番です。ルールは国内予選と同じで、5時間で10題解きます。今回も私は、10題中もっとも簡単な問題の担当になり、なんとか解くことができました。その後は、簡単そうな問題を英和辞書を片手に探し、1題解き終わった先輩とともに、取り掛かりましたが、最後は解きかけていた3題目を全員で取り組みました。なんとか、正しい解を出すようには出来たのですが、プログラムの実行時間が掛かり過ぎのため、正解には至りませんでした。

最終的に、私たちのチームが解いた問題は2題。結果は、下から3番目でした。 (順位表)

コンテストのマスコットの風船の束.
コンテストのマスコットの風船の束. スクリーンには遠足の日程が.

11月4日(日)。アジア地区予選最終日は、観光バスで東京見物に連れて行ってもらいました。博物館を見学した後、お台場をバスから眺め(寝てしまったため、私は眺めていませんが)、秋葉原で解散でした。

次回へ向けて

パーティもぜんぶ英語.
パーティもぜんぶ英語. ちょっと写っているのがアジア地区予選優勝トロフィー

大会では、英語に苦労しましたが、すごく楽しかったです。他大学の方とも親しくなることができ、貴重な体験をしたと思います。今回は、易しい問題ばかりを担当させてもらい、難しい問題は先輩方にお任せすることになってしまいましたが、春から問題の解き方を教えていただき、アジア地区予選にまで連れて行ってくださった先輩方には、本当に感謝しています。

次回、参加する際には、私がチームを引っ張ってゆけるよう頑張りたいと思います。

Links

Last Modified: Wednesday, 02-Jun-2010 20:04:42 JST