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「先端恐怖症を克服するアプリケーションの開発」 河口拓海
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「先端恐怖症を克服するアプリケーションの開発」 河口拓海

本研究ではVRを使用した先端恐怖症を克服できるアプリケーションを開発し、先端恐怖症の段階的暴露療法を行い、その評価を行った。先端恐怖症 (Belonephobia) とは、鉛筆や針、ナイフなどの先端が尖ったものを見た際に強い精神的動揺を受ける症状のことである。開発したゲームは恐怖の度合いの異なる3つのゲームシーン (Stage1、Stage2、Stage3) から構成されている。作成したゲームでは先端恐怖症の克服に多少は役立つことがわかったが、あくまでVRゲームの中でのオブジェクトが尖っているのであり、現実ではないことが恐怖感を減少させていることも判明した。さらに恐怖を克服するためにはより現実に近いオブジェクトを使用することなどが必要であると考えられる。
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