本研究では、3DCGソフトウェアHoudiniを用いて、日本の伝統的な玩具である線香花火の燃焼過程をCG映像として再現することを目的とした。線香花火は時間の経過に伴い「蕾」「牡丹」「松葉」「散り菊」という段階的な変化を示す特徴を持つ。本研究では火花、火球(芯)、こよりの三要素を個別に作成・制御し、それらを組み合わせることで線香花火特有の動きや質感を表現した。制作を通してHoudiniの基本操作や自然現象をCGで表現する手法を学び、試行錯誤を重ねながら表現を構築する力を身に付けた。一方で、背景や環境表現には課題が残り、今後の改善点として挙げられる。