村川准教授が「日本応用数理学会2020年度論文賞(JJIAM部門)」を受賞

数里・情報科学課程の村川秀樹准教授の論文「An efficient linear scheme to approximate nonlinear diffusion problems, Japan J. Indust. Appl. Math. Vol. 35 (2018),pp.71-101」が日本応用数理学会2020年度論文賞(JJIAM部門)を受賞しました。本論文賞は、Japan Journal of Industrial and Applied Mathematics (JJIAM)に掲載された論文のうち、特に優秀と認められたものに対して授与されるものです。
 受賞論文では、氷の融解・水の凝固過程を記述する方程式、地下水の流れを表す方程式、多種生物種の競合問題におけるお互いの動的な干渉作用を記述する問題などを含む問題を扱いました。これらの問題に対して、プログラミングが容易な数値計算法を提案し、その解析を行いました。提案した数値計算法は、プログラミングが容易であるにもかかわらず、既存の数値計算法に比べて少ないメモリーで高速に計算できる解法です。計算効率(計算精度と計算時間の比)は既存の解法に比べて50倍以上も良い結果が得られました。本研究により、上記のような複雑な現象について、容易に高速な数値計算ができるようになりました。