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「5五将棋における定石の有用性」 植浦和真
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「5五将棋における定石の有用性」 植浦和真

5五将棋とは、5×5の盤面で行う将棋ゲームで、通常の将棋よりルールが単純である。筆者はまずAIに最善手を調べさせるためのアルゴリズムを理解し、次に通常の将棋対戦用のプログラムを5五将棋の対戦用に作り変え、そこから5五将棋対戦用のAIを強くするため、5五将棋用の定石を新たに作った。初期盤面から14通りある1手目を固定し、1000局ずつ対戦し勝率を調べた。一定以上の勝率を残した手を選ぶことを4手目まで繰り返した結果、4手目までの定石を41通りできた。定石ありの先手AI対定石なしのAIで10000局対戦させると先手の勝率は0.5197、定石ありの後手AI対定石なしのAIで対戦すると後手の勝率は0.4990となった。
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