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xgdvi の特徴

  1. 使いやすく、国際化されたグラフィカルユーザーインターフェース
    xgdvi はグラフィカルユーザーインターフェースの構築に、 GTK+ (Gimp Toolkit) 第1.2版を使用しています。 印刷システムは、他の DVI プレビューアーと比べ、 非常に分かりやすいインターフェースを提供します。 利用者は、複雑な印刷コマンドを手で入力したり、 システム内部のプリンタ名を指定する必要はありません。

    メッセージ表示は国際化対応をしており、 各ユーザーの母国語で表示ができます。 環境変数 LANG を設定することで、どの言語で表示するかが選択できます。

  2. カラー EPS 図の表示機能
    カラー EPS (Encapsulated PostScript) 図のプレビューが出来ます。 この機能は、15プレーン以上の DirectColor または TrueColor ビジュアルモデルが使用できる X サーバーに限られます。 それらのビジュアルモデルが使用できない場合は、 モノクロームで EPS 図を表示します。 EPS 図の描画は、ghostscript (gs) プログラム使って行います。

    現在、EPS 用のパッケージして、 graphics,sty, graphicx.sty, psfig.sty, epsbox.sty, epsf.sty が利用できます。 (まだ実現していない機能については、 第6章を参照してください。)

  3. マルチバッファ
    xgdvi には、開いたままの DVI 文書ファイルを複数持つことができます。 バッファとは、開いた状態のDVI文書ファイルのことを指し、 読みかけの複数の文書ファイルを、切り替えながら表示することができます。 起動時に、複数のファイル名を指定することもできます。

  4. アスキー社版日本語 pTEX 対応
    アスキー社版日本語 pTEX で作られた縦書きの日本語文書も表示できます。

  5. VFlib 第3版の採用
    PK, GF, 仮想フォント、Type 1, TrueType フォントなど、 様々なフォーマットのフォントを混合して使用することができます。

  6. オープンソース
    xgdvi のプログラムのソースコードを全て公開し、 フリーソフトウエアとして配布しています。 ソースコードを手に入れ、インターフェースを好みのものに改造したり、 新しい機能を追加することが可能です。



Hirotsugu Kakugawa
2001-11-02